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2006年11月28日
Wiiの「センサーバー」にはセンサがなかった
日経Tech-On!に「Wii(ウィー)」のセンサーバーの分解記事が出ていました。最初表題だけ見た時に「ふーん」としか思わなかったんですが、記事読んで久々に衝撃が走りました。
その名に反し,センサーバー内部にセンサのたぐいはなかった。バーの両端部分,黒いアクリル樹脂のカバーの内側に,赤外線LEDが5個ずつ組み込まれているだけである。5個のLEDはそれぞれ直列に接続してあり,Wii本体からは約7.3Vの直流電圧が供給されている。詳しく調べたわけではないが,特に変調されている様子はなく,単純に常時点灯しているだけのようだ。
よーするにセンサーバーの中身は左右5個ずつのLEDが光るだけの棒であったのです。さらに記事は続きまして・・・
このことからWiiリモコンの仕組みを推定してみよう。Wiiリモコンがテレビ画面の方向を向くと,センサーバーの両端の光点がイメージ・センサで捉えられる。二つの光点の位置関係と間隔からテレビ画面に対するWiiリモコンの向きや距離がある程度,見積もれる。この情報と3軸加速度センサから得たリモコンの姿勢(傾き)の情報を組み合わせれば,ユーザーが画面のどの辺りを指しているか決められる。Wiiリモコンの基板上にはこうした処理を担うマイクロプロセサは見当たらない。従ってイメージ・センサや加速度センサが得た情報はBluetoothを通じてWii本体に送られ,ポインタの位置決めに関するほとんどの処理を本体側で行う仕組みになっているはずだ。
よーするに、センサーバーの10個の光の並びや傾き、光の強さ等から座標と距離の情報を、Wiiリモコン側の3軸加速度センサから移動量や向きなどの情報を得て、それらの情報をWii本体側に送信し、本体側で計算・処理しているという具合です。
この記事を読んでいくにつれて「あぁコロンブスの卵って見せられたらこういう気持ちになるんだ」と思いましたね。この方法だとまず処理がしやすいのでWiiリモコンの感度が悪くなる事が無いし、位置調整とかの面倒な設定がいちいち要らないので玩具的だし(リビングから自室の小さなTVとか、設置場所変えても問題が無い)、仕組みもシンプルでコストも押さえられるし本当に凄いですよ。まさに「枯れた技術の水平思考」なハードだなぁ。
同じ事をソニーがやると、きっとコレ見たいにCELLのパワーで強引に画像処理しちゃうんだろうなぁ。この辺の思想の違いが如実に表れてるんだろうなぁ。明らかに技術的にはPS3の方が凄い事やってるのに、こんなシンプルな発想の方式のWiiの方が実用的なんだから面白い。
そして、そんなWiiは北米で既に60万台突破・・・もうPS3の勝ち目は無いと思うな(笑)
投稿者 akindoh : 2006年11月28日 17:00
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トラックバック時刻: 2006年11月28日 18:51
コメント
入力が一箇所にまとまって、ソフト屋の目から見てもいい作りになってると思います。
ゲームソフト作る側に提供されるAPIのほうもシンプルになるはずですし、さすがです。
しかし、なぜ「センサーバー」と名付けてしまったか、はじめはセンサーの予定だった
のが変更になったのか・・そんなところが気になりますね(笑
投稿者 やながしわ : 2006年11月28日 21:44
確かに名称は謎ですね(笑)
分かりやすいイメージの為に(必須っぽいし)その名前にしたのかなぁ。
海外では既にいろいろな実験がアップされてて
等間隔に置いたロウソクの炎でもセンサーが動作してる動画もあって笑えました(笑)
その内サード製で電池式のワイヤレス型とか
液晶TVの上に置きやすい吸着型とか色々出るかもしれませんね(笑)
ただ、こうやって書きつつもホント、この仕組みは脱帽モンです。
やっぱ凄いわ今の任天堂。
投稿者 akindoh : 2006年11月28日 23:11



