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2006年12月11日

岩田氏の心の中にあるもの

さて、またもや岩田氏へのインタビュー記事・・・その第3弾です。まずは本体デザインについての話で

【岩田氏】 そうです。ただ、最初に私がDVDケースを持ち出して、この大きさに入れましょう(Wiiの筺体は「DVDケース2から3つ程度」と2005年のE3時にアナウンスした)と言った時のハードウェアチームの凍った顔は忘れられないですね(笑)。

これはアップルなんかでは良く有る話で、まずデザインありきのハードウェアデザインで、その目標に向けて内部の設計を行うというモノです。ただこの方法って「言うは易し、行うは難し」ってヤツで中々出来るもんじゃありません。さらに話は続き・・・

【岩田氏】 我々の根っこにあったのは、どうしたらゲームを遊んでくださる方が増えるのか、ゲーム人口が拡大するかという点。そのテーマからすると、ハードの設計は、この道以外になかったんです。熱設計もそうですが、こうした選択を取ることで、ぐっとUI(ユーザーインターフェイス)の方に投資を傾けられましたから。

 結局、CPUなりGPUなりの(ダイ)面積がどんどん大きくなると、そこにコストがかかるようになる。すると、全体のコストの中で、マンマシンインターフェイスにはコストをかけられなくなります。しかし、今回Wiiでは、コストをこっちにかけたかった。それも大きな理由でした。

この辺が、同じBluetoothを使い無線化され、同じような傾きセンサーを利用しつつも振動出来ない言い訳程度に使われるのか、全く新しい着想のUIを生み出すかの違いなんでしょうね。両手持ちが基本であるPS3のコントローラーでは結局従来の操作体系+α程度の事しか出来ないのに対し、Wiiリモコンは拡張部分まで含めればそれこそ無限の広がりを持つUIになりました。あの驚きがあったからこそ、私は今こうしてWiiで遊んでいるわけです。

この後もインタビューでは開発環境の話ですとか、いろいろと面白い話がされていますが、とにかく一貫しているのはいかに「お客さんを楽しませようか、驚かせようか」と言う姿勢ですね。この辺は岩田氏のこんなスピーチにも表れていると思います。これは去年のGame Developers Conference 2005での岩田氏による基調講演の一部です。

(名刺を掲げながら)私の名刺には会社社長という肩書きが書いてありますが、
(こめかみに指を当てて)頭の中では開発者だと思っています。
(胸に手を当てて)でも心の中ではゲーマーでしかありません。

一応久夛良木氏も社長(現在は会長)で開発者ですが、両者の差は心の差なのでしょうね。

投稿者 akindoh : 2006年12月11日 23:09




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