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2007年03月07日
GDC2007とシリアスゲーム
Game Developers Conference2007(以下、GDC2007)が開催中で、関連記事が色々と出始めています。GDCといえば去年はWiiのバーチャルコンソールとDSゼルダが紹介され、そのさらに前年では「でも心の中ではゲーマーでしかありません。」という名言が飛び出した基調講演で御馴染みの、ゲーム開発者会議です。
GAME Watchの記事によりますと、今年は任天堂から宮本茂氏、Sony Computer World Wide Studiosからフィル・ハリソン氏による基調講演があるそうだ。ちなみにフィル・ハリソン氏といえば振動は前世代の機能と言い切ったあの方です(笑)
基調講演については情報が入り次第取り上げたいとは思いますが、今回はシリアスゲームについてのお話。シリアスゲームというのは最近特に注目されているジャンルでして、どういうモノを指すのかといえばgoo辞書によりますと・・・
社会的利用が可能なビデオ-ゲームの総称。ビジネス・医療・教育・公共政策・軍事などの分野で,何らかの効果を得られるゲームをさす。ドライブ-ゲームを自動車教習に応用する場合など。近年,アメリカなどで研究が始まっており,娯楽用ゲームの転用や,効果の測定・評価法の研究,専用ゲームの開発などが試みられている。
といった具合でして、まぁ最近の例で分かりやすく言えば脳トレなどの知育ゲームも含まれます。
※脳トレなどはエンターテイメント系なので含まれないという考え方もありますが、分かりやすいので今回は含まれるものとして話題を進めます
日本でも脳トレおよびDSの大ヒットにより注目を浴びているシリアスゲームですが、国内においては正直まだまだ未成熟では無いかと思います。現実としては任天堂のみが脳トレだけでなく英語力、料理ガイドなど従来のゲームの枠では捉えきれない分野で成功し、他社がそのヒットを後追いしているだけという状態であり、またその後追い状態だけを捉えて物足りなく思って否定的なゲームマニア層がいるという感じです。
まぁ私自身、これでもゲーマーの端くれなので本格的で歯ごたえのあるゲームは大好きな層ではありますが、そんなものばかりを追い求めて代わり映えの無い続編モノラッシュの袋小路に入ってしまった過去に比べればむしろ歓迎すべき変化だと思うんですよね。またゲーマー層以外の一般層、まして従来見向きしなかったどころか否定的だった中高年ですらDSで遊んでいるという現実はやはり凄いことだと私は思います。
だからこそ、GDCでもシリアスゲームについては様々なセッションが開催されたりしている訳です。そんな中でGAME Watchの記事中にあったスクウェア・エニックスの乙部一郎氏による基調講演が興味深かったわけです。その中でスクウェア・エニックスがニンテンドーDS向けに開発中であるシリアスゲーム「Project GB」を紹介していたんです。GBとはGame Brain、そうゲーム脳を意味しており「ゲーム=悪の代名詞となったこの言葉を、同作で良い意味に覆したいという願いから名付けられた開発コード」なのだそうだ(笑)中身については記事にある通りで・・・
ゲームコンセプトは、ゲーム開発の基礎をタッチパネルで学べるというもので、発売プラットフォームはニンテンドーDS、提供エリアは日本に絞る。その代わり、一種の開発サポートとして、コミュニティスペースを提供し、ワイヤレス通信機能を使って、制作中のゲームを送って試してもらうといった遊びも提供するという。要注意なのは「発売するかどうかはわからない」ところで、場合によってはこれが最初で最後の公開になる可能性がある。デモの内容は、「スペースインベーダー」ライクなゲームをサンプルに、自機の色を塗り替えたり、難易度をスライドで調整するというもので、スクウェア・エニックスソフトウェアアーキテクトの對馬正氏により、遊び感覚でゲーム開発の基礎が学べるプロセスが披露された。上部画面はゲームウィンドウ、下部画面に9つのアイコンが並んでおり、アイコンをクリックすることでプログラム、サウンド、グラフィックスといった各項目の調整が行なえる。単に調整するだけでなく、各項目に沿った形で課題が出され、これをクリアすることでさらに上のレベルにチャレンジすることができる。細かいタスクとリワードを設定することで、ゲーム的要素を加味しているわけである。
と、これを読んで「なーんだツクールじゃん」と思った方も居ると思うが、両者は決定的に違うんですよね。例えるならツクールは「白紙の画用紙」でそこに何を書いても、何を描いても良いんだけども、目的がゲームを作る事であり、その過程は正直どうでも良い。一方Project GBは「漢字や計算のドリル」であり、目的はゲーム作りに必要な考え方などを身につける事であり、その過程が非常に大事であるという事だろう。
最近ではゲームデザイナーなどのゲーム開発者というのが子供達の憧れの職業の1つにも数えられているそうだ。中1で志した俺の当時にはまだそこまでの人気じゃなかったんだけどなぁ(笑)んで自分の身に置き換えて見れば当時はそういう人はパソコンを使い、雑誌(ベーマガなど)を参照して実際にプログラム等に親しみ、ゲームというモノがどういう過程で作られていくのかその基本構成に接する人が多かったと思うのだが、最近ではパソコン=Windows(という現実がMacユーザーとして多いに不満ではあるが(笑))などのGUIマシンとなりパソコンを使うという事はWebやメールなどネット利用やゲームといった程度が多く、プログラムに親しむ機会も少ない上にゲーム自体の高度化、巨大化によって漠然としすぎて作る為の過程が見えにくくなっているのもまた現実だろう。
そんな現在だからこそ「Project GB」のような形でステップを踏んで学んでいく事は、かつて同様にゲーム開発者を志した俺としては非常に良い事では無いかと思うわけです。実際記事中にも・・・
ターゲット層はゲーム開発に興味のある学生と、昔ベーシックでプログラムを書いてゲームを遊んだ「ベーマガ世代」
と書いてあり、「ベーマガ世代」ってまさに俺じゃん(笑)と思うわけですが、どっちかっつーと前者の「ゲーム開発に興味のある学生」の方がメインターゲットじゃないかなぁと。その辺踏まえるとこの「Project GB」ってそこそこ需要あると思うんだけどなぁ・・・キャッチは「手のひらゲームスクール開校!」とかさ(笑)
まぁそんなこんなで、ゲームというモノがもっと色んな方向性を持っても良いんじゃないかなと思った次第です。
投稿者 akindoh : 2007年03月07日 11:55
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コメント
本題とあまり関係ないコメントで恐縮だけど、
記事を最後まで読んで、その下の広告に
『シリアスサム』のゲーム広告に吹いてしまった。
2は、持っていない(買おうかどうか思ったけどする時間がないから当面パス)けど、バカゲーで面白いよ。操作がヤヤ難しいけどね。
投稿者 いぐぅ : 2007年03月07日 12:43


